CaptureOneのみで肌質をなめらかに(キレイに)する方法
目次
CaptureOneのみで肌質をなめらかに(キレイに)する方法
CaptureOneのみで自然に肌をキレイに見せる処理をしていきます
今回使うのは下記写真です。JPG撮って出しの状態です。
このままでも全然肌感のいい写真なのですが、今回は肌にありがちなシミ・シワ(ほうれい線など)や濃くで過ぎた影(鼻の際など)をやわらかくしていきます。
部分マスクで顔を選択
まず上記のように部分マスクで顔を塗り、はみ出た部分は消していきましょう。
リファインマスクをかける
次にリファインマスクをかけます、フェザーマスクでも良いのですが背景との境界線がはっきりしているのでリファインマスクになります。
目の質感は変えたくない場合は目の部分のマスクを削除
この状態で目的の処理を行っていきます。
レイヤー1に対する処理内容
- ストラクチャ(肌質をやわらかくする為マイナスにふる)
- コントラスト(明暗差をなくして肌の均一感を出すためコントラストを下げる)
- 明るさ(シャドウ部分を多少明るくしたいので上げる)
- トーンカーブ(影となっている絶対量の多い箇所をスポイトで拾い上げ、他のトーンカーブポイントは固定してそこを上げる)
- レベル(右下のメーターを動かしよわらかくなりすぎた明暗にコントラストをつける、但し、真ん中のメーターは後から少し左に寄せて微調整)
調整したパネル
レイヤー2を作って部分マスクをかける
肌感の気になる部分だけに不透明度を下げたマスクをかけていきます。
レイヤー2に対する処理内容
- コントラスト(気になる部分の明暗差をなくして肌の均一感を出すためコントラストを下げる)
- 明るさ(気になる部分のシャドウ部分を多少明るくしたいので上げる)
全体的に肌の質感を均一にした事で全体がのっぺりしたのでカラーエディターで調整します。
バックグラウンドレイヤーにスキントーン
スキントーンで肌をスポイトで選択、明るさを下げて彩度を上げる事で色味が抜けた肌に肌色を追加し、影の印象を呼び起こします。
レイヤー3を作成
顔全体の明るい印象が抜けないのでレイヤー3を作り顔にマスクを塗り足します。
※不要部分は削除しましょう
先程と同じようにリファインマスクをかけます。
トーンカーブでメリハリを
目測で確認するとハイライトも弱く、シャドウ部分の色が明るすぎるため不自然なのでS字カーブをかけました。
現像結果
上記が現像結果になります。
元の状態でも非常に良い肌質感だったのですが、こういった処理を覚えることで状況に合わせて相手の望む写真を現像することが出来、なおかつPhotoshopを起動しなくていいので、個人的におすすめの手法です。
※スポット除去を使って顔にある不要物を除去する方法もあるのですが、簡単に出来るのと、今回は必要なさそうなので行っていません。