色のお話(強引に設定するキャリブレーション)
目次
写真と色の関係について
写真を撮影する上で気にする要素の一つに「色」というのがありますよね。
カメラの場合だと主に撮影時に色かぶりしてしまっていないか、現像前or後に正しくWBを設定してあげないと、とかになるんですけれども
でもそもそもモニターの色が正しく表示されていないとその現像作業自体全く意味のないものになってしまいます。
そんな色のお話を今回はしていきたいと思います。
SRGBとAdobeRGB
主に写真で使われている色はsRGBと呼ばれるものでその規格が持っている色の表現の幅のことになります。
上記画像を見るとAdobeRGBというものがあります、これはsRGBよりもより豊かな色の表現が可能なのですが世の中に流通しているデバイスのほぼ9割以上はsRGB以下の色の表現力しかもっていないので基本的にはsRGBで撮影をすることになります。
※更にウェブ上の画像の規格自体がSrgbが標準となっています。
そしてまず、モニター自身がsRGBに対応しているかどうかなのですが実は世の中に流通している安いモニターの場合sRGBの色域の95%程度までしか表現出来ない事が多かったりします。
なので、現像作業の前段階のモニターの準備という部分で二の足を踏んでしまうことになるのですが
そういったモニターの場合でも最低限の正しい色の表現をする方法を紹介していきます。
※キャリブレーションを自動で行ってくれるモニタを使ってたり、専用の機械を持っている人は見なくても大丈夫です
取り敢えず色を合わせてみよう
まずモニターの色を正しく設定してあげるのですが基準として以下のものを採用したいと思います。
1iPhone、iPad
2Androidなどのスマートフォン
大抵の場合上記の端末は適正な色が表現出来るように販売されているので基準としては問題ないはずです。
ではどうやって色を合わせるかですが、
1モニター側で設定する(お使いのモニタを調べてね)
2パソコン側で標準機能やグラボのコントロールパネルなどを利用して設定する
winの標準機能の場合
チップセットやグラボからやる場合
3ソフトを使って調整する~Calibrizeとかですね、下記URLからDL知て下さい。
http://www.calibrize.com/
ちなみにモニター自体が焼けてしまっている場合(古いモニタや長時間使っている物)は白色の部分はどうしても適正な色にあわせられなくなり、クリームっぽい色で我慢するしかありません。
これを無理に合わせようとするとおかしな色合いになったり、白飛び、黒つぶれなるのでやめましょう。
以上簡単な簡易的に出来るキャリブレーションの設定でした。