トーンカーブでカラートーンを作る

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トーンカーブでカラートーンを作る

–そもそもカラートーンとは?

もともとデザイン畑ということも有り、写真の専門用語など自分勝手に覚えたりしているので正しいかわからないのですが、デザインにおけるカラートーンとは明度と彩度を合わせた全体の配色のことで、自己解釈では写真の場合ではコントラストと色味を調整する事を指しています。

–どういった時にカラートーンを作る必要がある?

例えばクライアントが求めるコントラストや彩度があったり、どこかに自分の作品を出す時にカラートーンを込みで現像しなければいけないなどの場合はカラートーンを作る事があります。

なので特に要望がない場合は最近のカメラであればよっぽどの劣悪環境で撮影しない限りカメラ自体が適正なトーンを出してくれるのでそのトーンに従い微調整をするだけでだいたい綺麗になるのですが、強烈な夕日の逆光時などはどうしても無理目のアンダーで撮影しないと現像できないので、そういった時にカラートーンを調整する必要があります。(アンダーでないと適正に現像できないような時が稀にあります)

まず今回はこのデータで現像をしていきます。※撮って出し

アンダー過ぎてこの場合持ち上げた時にカメラマンの理想とは違ったシャドウの持ち上がり方をしてしまうので、まずユニフォームライトで数値を15で持ち上げホワイトバランスを船の先頭に持ってきてその後トーンカーブを使います。

トーンカーブの部分を見ると細かく点を設定し、全体のシャドウやバランスを見ながら自分にとって、或いは写真を渡す相手にとって適切だと思われる明度と色(カラートーン)を作っていきます。

この際に色の変わり方にも多少注意を払い濁りすぎない(トーンカーブを適切に使わないと不調和な色になってしまいます)ポイントを探していきます。

またトーンカーブを使う時は自分の場合理由は明確には説明出来ないのですがCaptureOneの輝度の部分で調整をしております。

RGB部分は多少持ち上げております。

上記のように設定をし出力されたデータが下記になります。

カラートーンが出来たら通常の露出調整で作業をする

カラートーンが出来たら次は通常の露出、明るさ、レベルメーターを使い微調整をしていきます。

どうしてもトーンカーブだけにたよって露出調整をすると限界が出るので

トーンカーブ>カラートーンを決定する
明るさ、レベルメーター、露出、カラーバランス>通常の露出・コントラスト調整をする

という作業で切り分けていきましょう。

※トーンカーブだけで完了する場合はそれでOK

上記設定で出力された写真が下記になります。

以上簡単にトーンカーブを使ったカラートーンの作成方法になります。

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