CaptureOneとLightroomの周辺減光の比較
目次
CaptureOneとLightroomの周辺減光の比較
周辺減光とはそもそも何か?
写真の四隅が暗くなっている現象を周辺減光・ビネットと呼ぶのですが、これらが発生する原因としては斜めから光が入ってきた場合にレンズの中心部よりも四隅の光量が落ちてしまうわけです、F値を絞る事でこれらは回避される事が多いのですが、あえてこれを楽しむ写真愛好家の方が多いのも事実です。
最新のカメラメーカーが販売しているレンズではこの周辺減光はあまり顕著には発生しないので、オールドレンズなどを使ってわざとこの周辺減光を活用している方もいます。
また現像ソフトのLightroomやCaptureOne、或いはフォトショップなどを利用して後から周辺減光を追加する人たちもいます。
では今回の比較はどういったものかというと、Lightroomの周辺減光に比べCaptureOneの周辺減光の方が見た目が綺麗、という点です。
実際の周辺減光の比較画像を確認してみる
下記は中心部にかからない程度でそれぞれのソフトで周辺減光をかけたものになります。
元画像
比較画像 左Lightroom 右CaptureOne
上記画像は作業上のワークスペースをキャプチャしたものになります。
周辺減光は中心部までかからないように注意をし、単純にメーターを下げていった形になります。
良い周辺減光とはそもそも何か?
良い周辺減光とは求める内容によって変わってくると思いますが、ここではオールドレンズで出る周辺減光、或いはレンズの開放時にどうしても入ってくるような周辺減光の症状を良いものとして考えています。
そう考えた時にLightroomの周辺減光は明らかに質の悪いフィルターをかけたような結果になっており、CaptureOneは自然な処理をしていてくれています。
以上、簡単な比較検証でした。